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ポーラ美術館 [旅行]

箱根のポーラ美術館に通い始めて3年ほどになる。
化粧品会社の元会長の趣味でつくったものだから、まぁそれなりだろと思っていたら大違い。
国立系美術館の展示にも度々貸し出すことほどの所蔵量のようなのだ。

最初に見たのは『ポーラ美術館の印象派 - モネ、ルノワール、セザンヌと仲間たち』だったのだが、展示数たるやハンパねえという量で、全ての展示を見るには約1.5時間はかかる。ポーラに行った人は分かると思うが、途中ソファでの休憩は必須だ。そんなの要らないという人はもう少しゆっくりと観る事をおすすめする。

まぁしかし、印象派だし、それなりに展示できるタマ数はあるよな、とも思っていた。
が、次の展示『黒田清輝、岸田劉生の時代 - コレクションにみる明治・大正の画家たち』で驚いたのは、テーマに沿った展示だけでも飽きさせない量とその展示ストーリーの巧みさだった。

ポーラの展示は3月、9月入れ替えの半期で行われるのだが、毎期2回以上は訪れている。
黒田清輝たちのあとは、

  『ピカソ - 5つのテーマ』
  『ドガ, ダリ, シャガールのバレエ - 美術の身体表現』
  『エミール・ガレ - アール・ヌーヴォーのガラス工芸』
  『モネと画家たちの旅 - フランス風景画紀行』
  『花の絵画 - モネ、ルノワールから梅原龍三郎、横山大観など』

という企画でどれも大変楽しめたが、個人的には『ピカソ - 5つのテーマ』が楽しかった。
ピカソ、いいなぁ。ピカソと言えばキュビスムが有名だけど、個人的にはその前の「バラの時代」が大好き。銅版画も良かった。版画っていいなぁと目覚めさせてくれたのはピカソだった。ピカソと共にキュビスムを創始したジョルジュ・ブラックも好きだ。だが最も素晴らしかったのは、キュビスムが影響を受けたセザンヌの展示だった。

先日、最新の企画を観に行った。「シャガール - 私の物語」。
なんだよ、あのロバかよ、と思っていたが嫁は大好きな画家。
しかし実物の展示を観てみると、やはり素晴らしいですね、シャガール。
なんだかとても幸せな気持ちになって帰宅しました。

そういう意味では月並みだけど、絵画のパワー、エネルギーって凄いね。


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